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2月2日は…

 

みんなが言っていることだけど…

「2025年になったと思ったら、もう1ヶ月が終わってしまったー」

 

日々丁寧に生きているつもりだけど、時は皆に平等に同じペースで刻み続け、この一ヶ月間に何をしたのか確かな記憶や印象がないままに、2月になりました。

 

正月三が日後から毎日工房で製造を続けていた店主にとっては、1月は長かったのかもしれません。

 

年末には商品棚がほぼ空になってしまい、ようやく一年が終わった…という安堵の余韻に浸る間もあまりなく、新年営業のための製品作りに取り掛かりました。営業開始が10日からと、随分長いお正月休みをいただきましたが、本当は売るものがあればもっと早く再開したい…。自分が作らないとお店を開けないという自明の理に押しつぶされることなく、日々仕事と向き合ってきたこの一ヶ月の店主の頑張りあって、ショーケースの中はいつもの賑やかさを取り戻してきました。

 

そして、2月。

 

そろそろ仕事を休めるのかと思ったけど、仕入れたお肉たちが待っているからと日曜の定休日も一日工房に。

「定休日の方がかえって自分の仕事に集中できるからいいんだよね」と言う店主にはまったくやらされ感がなくて、そんな風にやりたいことを仕事にできている店主をちょっと羨ましいなと思ったり…。ないものねだりをしている私は結局気楽な身分です。

 

そんな2月最初の日曜日だった2日は、私たちにとっては意味のある日でした。

 

今年は、「節分」が2月2日だということがちょっと世間をざわつかせましたね。

「節分って2月3日じゃないの?」って、皆さんも思いましたか?調べてみたら2021年も2月2日が節分だったみたいで、でもそれは124年ぶりのことだったと言われると、2021年時点で大騒ぎした記憶がない自分をやや責めたい気持ちにもなります。 

 

なぜ節分が年によって変わるのかというと、まず節分が「立春の前日」と定義されているところから話が始まるわけですが…

 

ー[立春とは?地球の公転周期?うるう年設定?それでも微妙なずれ?… のあたりは説明がややこしいので割愛!]―

 

…ということで、立春の日がたまに1日前にずれることがあり、それに伴い節分も1日前にずれるという訳らしいのです。ふーむ。

 

まぁ詳しいことはGoogle先生に譲るとして、私たちにとっての2月2日は実は結婚記念日でして…照。

そして2025年の今年はなんと結婚25周年!2000年に入籍したので、数えやすくて便利♪

 

25年なんて数字を出されると随分長くて重たいものを背負ってきたような気になりますが、まぁまぁいろいろありましたよー。

このブログでも何度か書いていますが、振り返れば店主の脱サラ ⇒ 職人修行生活転向あたりがやはり二人の人生の大きな転換点だったなぁと思います。

ましてや20代半ばで結婚した頃はまさかこんな展開になるなんて想像だにせず…。

店主にも聞いたら「まさか自分がソーセージ屋を開くなんて1ミリも思ってなかった」だそうです。だよね、そんな話、結婚前にされていたら再考したかも……?!

 

何はともあれ、その後かなり時間がかかりましたが娘ちゃんが産まれ、店主の故郷・仙台でまさかのソーセージ屋を開き早8年目。

多分に皆さまのおかげもありまして、私たちのお店や家庭は小さな日々の幸せをいただきながらなんとか継続できております。

 

「銀婚式」とも呼ばれ特別感漂う結婚25周年目の2月2日でしたが、結局店主の帰宅は営業日並みに遅く、「家ご飯が平和で落ち着くね」と日本酒を酌み交わし、お互いを労って静かにお祝いをしました。

 

さて、次は「金婚式」ー結婚50周年のマイルストーンに向けて千里の道も一歩から。

ハーフマラソンを走り終えて、次はフルマラソンに挑戦だ!という意気込みに近いものを感じるのは私だけでしょうか。

とはいえ、あとさらに25年ってなんだか長いなー!西暦2050年。私たちは、世界は、一体どうなっているのでしょうか。

 

その頃店主は76歳。今みたいに体力頼みの働き方はできないだろうなぁ。それでも私たちがまだ元気ならきっとどうにかこうにかお店を続けているんじゃないかと思います。これを読んでくださっている心優しい皆さまがそれぞれに25年の月日を重ねてアインベルクのドアを開けてくださる日を今から楽しみにしたいと思います。

 

それまで夫婦仲良く、お互いを支え合い、労い合いながら、頑張っていこうと思います☺