いよいよGWがスタート!という4月下旬のある日、ご来店されたお客さまから「母の日に到着するようにギフトを送ってください」とご依頼をいただきました。
ちょうど接客対応していた女性スタッフは、「あれ?母の日っていつだっけ??」と焦ってカレンダーを見たそうです。その後、「母の日到着で発送をご希望です」と聞いた私も「あれ?母の日って、確か……」とカレンダーを目で追いました。
そして二人で「なんか、私たちの日って感じがしないね」と苦笑い。
彼女は小・中・高校生の3人のお子さんを持つお母さんです。毎日が子育て・家事・仕事のマルチタスクをこなす日々。気になるのは「母の日がいつか」ではなく、お子さんの学校行事や習い事の予定、書類提出や各種支払いの締切り、今夜のメニューは何にしよう……であることは当然です。
小学生の娘一人を抱えているだけでヒーヒー言っている自分を思えば、彼女はザ・スーパーお母さん。多忙を極める母は、母の日など覚えていられないのです。(私が覚えていないのは、商売っ気がなさ過ぎる気がしますが…)
そんな日々全速力で走り続けるお母さんに、素敵なお花や好きなものをプレゼントしたら、きっと喜ばれますよね。
今朝藤崎デパートに納品に行くと、入り口にあるお花屋さんが母の日用のアレンジメントで埋め尽くされているのを見かけました。すぐに店に戻らなければいけなかったのだけれど、ついつい見たことのない品種の紫陽花やカーネーションに目を奪われ…。
離れて暮らす実家の母が喜びそうなお花を見つけました。
「クイーンズブラック」という紫陽花の一種だそうです。シックで大人っぽい雰囲気。アンティークなグラデーションが梅雨時期に咲き誇る紫陽花の常識をいい意味で裏切ってくれています。秋には赤漆黒色とでもいうようなダークな色合いになるそうです。
ゆっくり品定めをする時間はなく、まずは店に戻るバスに飛び乗りました。
そしてスマホで「クイーンズブラック」で検索。住所を入力して…… ポチっとな。
あー便利。店に戻るまでの間にお花を贈る手配が整いました。
そして、アインベルクには母の日のプレゼントにハムやソーセージを贈りたいというお客さまが何組かご来店くださいました。
ワインがお好きなお母さまに喜んでいただけるおつまみ系シャルキュトリー。
お母さんのお料理の負担を減らせるような、調理簡単&華やか&美味しいアイテム。
「母の日」とはいいつつ、結局は家族みんなでわいわい食べられるような詰め合わせ。
お話をお聞きしながら、楽しい気持ちで商品を選ばせていただきました。誰かを喜ばせたいというみなさまの想いが、アインベルクのハムやソーセージを一層美味しくするスパイスになっていますね。
さて、うちの娘ちゃん。8日(日)が母の日だって知っていました。手紙を書こうか、何か工作しようか、パパとお花を買いに行こうか… と大声でつぶやきながら考えてくれています。
あなたがいてくれるだけで、母は幸せです。本当です。
世界中のお母さんたちが、きっと、心の中でそうつぶやいているはずです。