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お弁当作り、終了です~

 

昨年度末、3月17日から娘のお弁当作りが始まりました。

 

「まだ学校は24日まであるのに、もう給食終わりなの~??」と思ったりしながら、「まぁ、店主の作るハムソーを毎日入れればなんとかなるか」と楽観的に考えるようにして、約3週間のお弁当作りがスタートしました。

 

土曜日を含め、春休み中は毎日児童館に通う娘が応援してくれます ー 「ママ、頑張ってね!」

 

時々娘にお弁当を作る機会がありますが、何回作ってもお茶の子さいさいとはいかないものですね。

 

お弁当作りは段取りが命です。前の晩に飲み過ぎてあんまりアイデアがまとまらなかったり、お弁当に使うはずの食材を前の晩に間違って使ってしまったり。作業の順番を間違ったり、手際が悪くて負の連鎖が続いたり…(大げさと思うかもしれませんが、同感してくれる方もいるはず!)

 

記録にと、時々撮ったお弁当の写真を見返してみるとこんな感じ:


 

似たようなお弁当ばっかり😅

 

オムライスが結構簡単だと気づいて、3回くらい作りました。ベーコンやほぐしたコンビーフを入れて味わいは十分。「毎日ブロッコリーばっかり入れないで!」と文句を言う娘のために、ブロッコリーやピーマンを細かく切ってオムライスに入れておいたら、ペロッと食べてくれるのです😄

 

店主が作るアイテムで活躍したのは腸詰めウィンナーの他に、鶏そぼろやハンバーグ、フライッシュケーゼにザウマーゲン、キンダーヴルストあたりです。「毎日ハンバーグだけがいい!」と無理なリクエストをしてくれる娘にはお断りをしました。

 

お弁当の彩りに欠かせないのはプチトマトの赤と、卵の黄色です。毎日卵を焼く中で、昔のことを思い出しました。

 

私が小学生か中学生の頃、3人の子どものお弁当を作る母が、朝起きてきた私に申し訳なさそうに言いました。

 

「ごめんね、今日のお弁当のおかず、卵しかないの…。我慢してくれるかな…。」

 

見ると、お弁当箱の中はご飯の白と卵の黄色だけです。

 

あまりにも申し訳なさそうに謝る母に、私も申し訳ない気持ちになって、「大丈夫だよ」と二色弁当を持って学校に行きました。でもやっぱりなんだか友達に見られるのが恥ずかしくて、お弁当の蓋で隠しながら食べた記憶があります。

 

子育てをしながら仕事もしていた母。当時はコンビニや24時間開いているスーパーなんか近所にありません。朝冷蔵庫を開けたら食材が全然なかった…という段取り間違いもあったでしょう。

 

当時はそういう母の苦労がよく分かっていませんでしたが、今でこそ、たまのお弁当作りだって、たった1人の分だって大変なんだとよく分かります。

 

私はいわゆる「キャラ弁」に代表される華やかなものを作るのが苦手です。美味しければいい、バランスが取れていればいい、の直球派です。

 

毎朝、お弁当を作りながら聞くラジオのニュースは、今困難な状況下に置かれているウクライナの人々の話。

 

戦闘の舞台になってしまった町から脱出できず、食料を手に入れられない人々。着の身着のまま故郷を追われ難民となった人々。爆発的に増加する難民問題の先には、世界の食料・水の確保の問題があります。

 

そんなニュースを聞きながら、こうして娘にお弁当を毎日作ってあげられることがとても幸運で、ありがたいことなんだと、毎朝実感していました。

 

そして、明日からは給食が再開します。栄養バランスが取れバリエーションに富んだ昼食を毎日提供していただけるのは本当にありがたいことです。こんなシステムがちゃんと学校で機能する平和な状況にも感謝の気持ちが湧いてきます。

 

お弁当を作る私にあれやこれやと文句や注文をつけながらも、毎日お弁当をきれいに平らげてくれる娘にも感謝です。

 

いつか、娘が誰かのお弁当を作るようになったら、「あのとき、ママは…」って思い返すのかな…。