「正しいことをしよう」
直訳するとこういう意味です。私が以前勤めていた製造業の会社は外資系で、いろいろなスローガンやメッセージが英語で発信されていました。
その中でもこの4つの単語で構成される行動指針の言葉は、自営業となった今でも、迷ったときの指針として私の心にしっかり根付いています。
明らかな間違いなら中止や訂正をしやすいのですが、「んー、これってありかな…」という瞬間が時々やってきます。
例えば、腸詰めの真空包装作業で腸詰め1本1本の並び方がなんとなく美しくなかった時とか、例えば、お客さまにお渡しする書類に書いた文字がなんだか読みづらかった時とか…。
このままで終わらせてしまっても問題ないだろうな… という思いの反面、何か心に引っかかるものがあるとき、この言葉を思い出します。
"Do The Right Thing. "
私たちの仕事で、正しいことは基本的に1つです。正しいと思う基準に達していない仕事は、それをした本人はもやもやし続けるし、当然、その商品やサービスを受け取ったお客さまにも満足していただけるものではありません。
迷ったら思い出す言葉ー "Do The Right Thing."
スタッフにもこの言葉を基準に行動してもらっています。そのときは面倒でも、結果Alright なら気持ちがいいものです。
ところで、世界では、特に国家やイデオロギー間での争いにおいては、right thing(正しいこと) は1つではなさそうです。むしろ right thing などなくて、better things (ましなこと)を常に探しているのが現状です。
ウクライナで今起こっている戦争が、少しでもbetterな形で早期に帰結することを願う日々です。